2007年09月

2007年09月28日

こないだお勧めの本格ミステリを紹介してみましたが、実はもうちょっとマニアックなのが好きです。

日常と非日常が交互に書かれていて、途中からどっちが日常かわからなくるとか、
事件解決→次の章でそれが簡単に覆る、の連続とか、
時系列に沿わずに話が進み、最後になってやっと繋がるとか。

ぐちゃぐちゃ系ですね。
混乱したいのです。
読んでて眩暈クラクラ。笑い

夢野久作 ドグラマグラ
 言わずと知れた昭和三大奇書。ビバ混沌。チャカポコチャカポコ。

中井英夫 虚無への供物
 これも昭和三大奇書のひとつ。真剣な推理バトル(笑)が面白可笑しい。わたしも推理バトル(笑)してみたい。

竹本健治 匣の中の失楽 
 章が進むにつれ謎が二乗三乗にも増えていく。現実が虚構になって虚構が現実になって気づくと何もわからなくなってる。

麻耶雄嵩 夏と冬の奏鳴曲
 終盤から物語りは鮮やかに破綻して、喪失感に後頭部をガツンと殴られながらグラッグラ揺れたままエンディング。美しい!

京極夏彦 魍魎の匣
 他の4つと比べると明らかに「常識的」な小説だけど、やっぱり普通じゃないということで。


以上5点紹介してみました。
このへんはわたしの中ではメタミステリっていうジャンルづけがさています。
トリックやら動機うんぬんではなく(もちろんそれが疎かではない物もありますが)雰囲気ですね。
「ちゃんと全部の謎に解決や解説がないとムカツく!」って人には全くむきません。
謎の解決ではなく、謎を謎として楽しむのです。
めくるめく謎とそれに翻弄される人たち。
あぁなんて素敵なユートピア


それに比べてわたしの周りにある謎と言えば
「だらしない」の「だらし」ってなんだろうとか
にんにくはどうゆうふうに木に生っているんだろうとか。
そんなレベル。

あぁいつか、でっかいナゾを探す旅に出たい。 みつお

at 22:36コメント(2) 

2007年09月22日

歌番組で中川翔子(ショコタン)が1/2を歌っていました。
川本真琴のあの名曲です。
なんでこの曲!?って思って調べたら、るろうに剣心てアニメの主題歌だったんですね。知らんわー。
原曲のカオスティックでアンバランスな雰囲気が良かったのに、フツーのJ-Popになっていました。残念。


あと同じ番組で東方神起も新曲歌ってました。
東方神起、良い!
実は隠れファンなんです。
リードボーカルの人の顔いいし、歌うまい、声も良い。
しかも踊る。
ステキング!キラキラ
でも一番嵌ったのはやっぱ声質ですね。
裏声と地声を混ぜて発声するミックスボイスっていう技法があるんですが、(技法というか自然にそうなってる場合も多い)韓国の男性歌手はミックスっぽい発声多いですね。

リードボーカルのジェジュンの、ハイトーンでハスキーなミックスボイス、たまりません。
Lovin' Youっていうシングル曲のサビで、すっかり心奪われました。

東方神起はそのルックスとダンスゆえにアイドルグループだと思われがちですが、ほんとはコーラスグループです。
歌聴けば(とくにバラード)それがわかると思います。

だから恥ずかしくないよ!
9/26に発売のライブDVD買うけどぜんぜん恥ずかしくないよ!!



at 11:34コメント(4) 

2007年09月19日

秋の夜長は読書でござる。
と言っても今年はGvG漬けで読書時間が大幅に減っています。っていうか無い!
皆さんは読書してますか。

うちは両親とも読書好きで自然にわたしも本読むようになりました。
小さい頃は小説買うからお小遣い頂戴って言えば1000円くれるような非常に甘い家庭でした。

いろんなジャンル読んだ結果一番嵌ったのがなぜか本格ミステリというジャンル。
本格ミステリってのは「ルールのあるミステリ」でして、ちゃんと読めば解決前に犯人とトリックが読者にわかるようになっています。
よって最後の最後に実は犯人は双子だった!とかエスパーだった!とかそういう理不尽なものは許されてません。

「カミュ読みたいからお金ちょーだい」「村上春樹買うからお金ちょーだい」
とか言ってお金貰っては「占星術殺人事件」やら「時計館の殺人」やらの物騒なを買い漁っていました。
暗黒の中学生時代だ・・・幽霊


それでは前置きが長くなりましたが、ちょっと前に某所で予告していたわたしのお勧めミステリ紹介です。


歌野晶午 葉桜の季節に君を想うということ
ビックリ度5 甘すっぱい度4 盛り上がり4.5
後ろから頭をガッツーン!て感じ。

麻耶雄嵩 
ビックリ度5 混乱度5 盛り上がり4
ごごごごごぉぉぉ!て感じ。

我孫子武丸 殺戮にいたる病
ビックリ度4 ぐろい度4 盛り上がり4
うわぁ?(悲鳴)て感じ。

法月綸太郎 頼子のために
びっくり度3.5 正統派度4 盛り上がり4 やりきれない度4
あぁ??(ため息)て感じ。

殊能将之 ハサミ男
びっくり度4 読みやすさ4 盛り上がり4
おお?(感心)て感じ。


この5つは名作って呼ばれてる中で、わたしの大好きな系統です。
最後に、うをっまじで!!?ってなるのが共通点かな。
ドンデン返し!(死語)
それと後半に向けてどんどん加速して盛り上がっていく感じ。
がんばって読んでもきっと騙されますよ。宇宙人


そうそう忘れてた。
以前にも一度紹介してたけど

乾くるみ イニシエーションラヴ
ビックリ度4.5 読みやすさ4.5 完成度4.5
これは殺人とか起きません。
最後の最後まで恋愛小説です。

ですが、読んでる最中 「あれ?」とか「んん??」
と、なぜかほんのちょっと引っかかる部分が出てきます。(それすら気付かない人も多いでしょうが。)
で、まぁ恋愛小説だと思って読んでて最後に二重の意味で裏切られると。
わたしも気持ちよく裏切られました。
そして切ない。

これは普通の人でも読めるだろうと思い、友人に勧めて読ませてみました。
3人中2人は最後のドンデン返しにさえ気付かず、
「なんかフツーの恋愛小説だったね、面白かったけど?。」
とか言いやがるしまつ。
そんな人は浮気されても気付かないタイプ間違いなし!!

多くの人に是非読んでいただきたい。

at 22:34コメント(6) 

2007年09月12日

前の記事の続き。
映画見終わったあとわたしが「パフェ食べたいパフェ食べないと死ぬパフェ食べに行かないと台風が戻ってくる」と駄々をこねていたら友人が
「じゃぁパフェ作ってあげるよ。ちょうど材料あるから」
って言って出てきたのがこれ。
0d6938ef.jpg

牛乳に浸かったバニラアイスとバナナ。
トッピングにきのこの山
その上にカステラが乗ってた。

なにこれ。
どっかに伝わる呪いの一種ですか。

一目見ただけでもうお腹いっぱいです。


at 22:50コメント(0) 

2007年09月10日

ハブラシーズに集合がかかったので平日夜20時に友人宅に行くと他の二人は欠席だそうで、二人でビリーやっても寂しいのでDvDを見ました。
セレンディピティっていう映画で、サブタイトルが「恋人たちのニューヨーク

だ、ダサい!!
ジャンルはラブストーリーで内容はまぁまぁ面白かったです。
ロマンティック度は高かった。

それにしてもなんなんでしょうね、日常(?)はフランス的なシュールやデカダンスにどっぷり浸かって生きているくせに未だにロマンティックには憧れてしまう。
デカダンス&ロマンティック
これがわたしの今後のテーマでしょうか。
何がだ。

昔のパンクロッカーは言いました。
sex drugs&rock'n roll (必要なのは女とヤクとロッケンロールだぜコンチクショー!)
S.D.Rです。
わたしの場合のSDRは
サドンデス デカダンス ロマンティック! ですね。
何がだ。




at 20:13コメント(2) 
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